セカンドライフ、ハーモニカで始める新しい音色:手軽な楽器で広がる楽しみ
セカンドライフで得た自由な時間は、新しい趣味や活動を始める絶好の機会です。これまで忙しくてできなかったことに挑戦したい、何か心を満たす時間を見つけたいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
新しい趣味として楽器演奏に興味をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、「難しそう」「場所をとる」「値段が高い」といった理由で、なかなか一歩を踏み出せないという声も聞かれます。しかし、楽器の中には、もっと手軽に始められるものも存在します。今回は、そんな楽器の一つ、「ハーモニカ」をご紹介します。
ハーモニカがセカンドライフにおすすめな理由
ハーモニカは、お子様から大人まで、誰でも気軽に始めやすい楽器です。セカンドライフの趣味としておすすめできる理由がいくつかあります。
- 手軽さ: 本体が小さく軽量で、持ち運びに便利です。場所を取らず、自宅のどこでも気軽に練習できます。
- 始めやすい価格: 数千円から購入できるものが多く、他の楽器に比べて初期費用を抑えられます。
- 音が出しやすい: 息を吹いたり吸ったりすることで音が出ます。基本的な音の出し方自体は難しくありません。
- 脳トレにも: 楽譜を読んだり、指や口を動かしたりすることは、脳の活性化にもつながると言われています。
- 健康維持: 息を長く保つ腹式呼吸を使うため、呼吸器系のトレーニングにも役立つ可能性があります。
「音楽を演奏する」という新しい体験が、日々の生活に彩りを加えてくれるかもしれません。
ハーモニカを始めるための準備とステップ
ハーモニカを始めるのは、思っているよりもずっと簡単です。具体的なステップをご紹介します。
ステップ1:ハーモニカの種類を知る
ハーモニカにはいくつか種類がありますが、最初に選ぶことが多いのは以下の2つです。
- 複音ハーモニカ: 日本で最もポピュラーなタイプです。トレモロ(音が揺れるような響き)があり、叙情的な美しい音色が特徴です。童謡や歌謡曲などを演奏するのに適しています。穴が横一列にたくさん並んでいます。
- 10ホールズハーモニカ(ブルースハープ): 主にブルースやロックなどで使われます。コンパクトで、曲に合わせてベンド奏法(音程を変化させるテクニック)など多彩な表現が可能です。穴が10個一列に並んでいます。
最初は、馴染みのある曲を演奏しやすい「複音ハーモニカ」から始めるのがおすすめです。
ステップ2:ハーモニカを選んでみましょう
複音ハーモニカを選ぶ場合、まずは「C調」と呼ばれるものが標準的です。多くの教則本や楽譜がC調を前提として作られています。
価格帯は、初心者向けのもので3千円〜5千円程度からあります。楽器店やオンラインストアで購入できます。初めての一本としては、このくらいの価格帯のもので十分でしょう。
ステップ3:練習を始めてみましょう
ハーモニカを手に入れたら、いよいよ音を出してみましょう。
- 教則本や楽譜: 初心者向けの教則本や、簡単な楽譜付きのハーモニカ入門書などが多数出版されています。基本的な持ち方、吹き方、吸い方から簡単な曲の演奏まで、順を追って学べます。
- オンライン動画: YouTubeなどの動画サイトには、無料で視聴できるハーモニカの講座動画がたくさんあります。「ハーモニカ 初心者」「複音ハーモニカ 吹き方」などで検索すると見つかります。自宅で自分のペースで学べるため、手軽でおすすめです。
- 地域の教室やサークル: 公民館などでハーモニカ講座が開かれていたり、地域の音楽サークルがあったりする場合もあります。仲間と一緒に学ぶことで、モチベーションの維持にもつながります。
まずは、教則本やオンライン動画を見ながら、一つずつ音を出してみることから始めましょう。「ドレミファソラシド」の音階を順番に吹いたり吸ったりする練習から始め、慣れてきたら知っている簡単な童謡などを吹いてみるのも良いでしょう。
ハーモニカを楽しむためのヒント
- 焦らないこと: 最初はきれいな音が出ないこともあるかもしれません。すぐに上達しなくても大丈夫です。毎日少しずつでも音を出す時間を設けることが大切です。
- 短い時間から: 10分や15分でも良いので、毎日ハーモニカに触れる時間を作るようにすると、習慣化しやすくなります。
- 場所を選ぶ: ハーモニカの音は、思っているよりも響くことがあります。自宅で練習する際は、家族や近所への配慮も少し頭に入れておくと良いでしょう。窓を閉めるなど、できる範囲で工夫してみましょう。
まとめ
セカンドライフの新しい趣味として、ハーモニカは非常におすすめです。手軽に始められて、音楽を楽しむ喜びや、脳トレ、呼吸のトレーニングといった健康面でのメリットも期待できます。
「楽器なんて触ったことがない」という方でも大丈夫です。まずは一本手に入れて、オンライン動画を見ながら音を出してみることから始めてみてはいかがでしょうか。新しい音色との出会いが、あなたのセカンドライフをより豊かなものにしてくれるかもしれません。